アフリカ中部のコンゴ民主共和国で原因不明の集団感染が2つの村で発生し、ここ数週間で50人以上が死亡しました。WHO=世界保健機関が原因を調査しています。

ロイター通信によりますと、コンゴ民主共和国の北西部の2か所の村で原因不明の集団感染が確認され、今月16日までに431人が感染し、53人が死亡したということです。

亡くなった人の半数が発症から48時間以内に死亡していて、発熱や嘔吐、下痢などの症状がみられたということです。

WHOによりますと、採取された検体からは「エボラ出血熱」などは検出されておらず、保健チームは現地で、マラリアや食中毒、腸チフスなど、その他の原因について調査を進めています。

コンゴでは去年12月にも原因不明の集団感染が発生していますが、最終的にマラリアと判明しています。