2024年12月、青森市で雪かきをしていた男性を車ではねて大けがをさせた罪に問われた56歳の男の裁判が開かれ、検察側は禁固2年6か月を求刑しました。

青森市の無職・工藤哲也被告(56)は2024年12月、軽乗用車を運転中、道路左側で雪かきをしていた63歳の男性をはねて脳挫傷などの大けがをさせたとして過失運転傷害の罪に問われています。

26日は青森地裁で初公判が開かれ、工藤被告は起訴された内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で工藤被告は車の運転中にスマートフォンのゲームを操作していて、目を離し、事故を起こしたと指摘しました。

その上で、被告はゲームに気を取られ被害者に大けがをさせた過失の程度は非常に重大で悪質と指摘し、禁固2年6か月を求刑しました。

弁護側は工藤被告は圧雪が影響して当初、事故に気付かなかったなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は3月12日に言い渡されます。