特徴はアレンジの多様さ
有明産業が手がける洋樽の特徴が、アレンジの多様さ。
洋樽では主流となっている外国産のオーク材のほか、サクラ、ミズナラ、クリなどの国産材を活用し、木材の加工はお酒に合うよう調整しています。

(有明産業 奥平将一朗工場長)
「これが一般的によく出る焼き加減ですね」
これは木材の成分を抽出しやすくするため、強火で内面を炭化させる焼処理の工程。
この焼き加減も注文によって変えています。


(有明産業・奥平将一朗工場長)
「木材の成分の抽出量が変わってくるので、焼き加減を変えることで、色づきとか、木材のウッディー感がどれだけ出るとか(変わる)」

また、人気の高い国産材のミズナラは、水分を吸収しやすく、本来、加工に向かない材木ですが、板の組み換えを何度もしながら、洋樽を完成させています。

(有明産業 奥平将一朗工場長)
「材料からの(水)漏れがすごく多いので、一度水を張って、圧をかけて、材料から漏れさせてチェックする。チェックした材料はいい材料と交換して、また樽に組み上げる。(材木の)たくさん選択肢があるので、お酒の可能性が樽によってレパートリーが増えていくのかなと」
















