韓国の尹錫悦大統領を罷免するか判断する弾劾審判の審理が終了しました。来月中旬にも決定が言い渡されるとみられています。

韓国の憲法裁判所はきのう、尹大統領の弾劾審判について最後の弁論を開きました。

尹氏は最終陳述で、去年12月に「非常戒厳」を宣言した背景には野党の暴走があり、「戒厳の形式を借りた国民への訴えだった」と強調しました。

一方、国会側は「むやみに軍を動員して憲法体制を攻撃することによって、憲法の守護者としての能力と資格がないことを自ら証明した」として、改めて尹氏の罷免を求めました。

審理は今回で終了となり、韓国の公共放送KBSは、早ければ来月中旬にも決定が言い渡されるとの見方を報じています。