ホーバークラフトの2023年度中の就航開始に向けて、大分県は大分市で発着する旅客ターミナルの建築工事に着手しました。

大分市西大分地区のターミナルの事業用地で行われた起工式には広瀬知事をはじめ、県関係の国会議員や地域住民の代表者ら100人あまりが出席。神事では玉串を捧げて工事中の安全を祈願しました。

(広瀬知事)「シンボルとなるターミナルがこれから徐々に姿を現していきます。県民の夢が形になる就航の画が早くも待ち遠しく思っています」

大分空港と大分市をおよそ25分で結ぶホーバークラフト。総事業費113億円のうち、西大分地区で21億円をかけて旅客ターミナルが整備されます。

ターミナルは建築家の藤本壮介さんが手掛けていて、屋上部分に展望台を兼ねた150メートルのスロープが設置されます。また、屋内は杉林をイメージした空間となっていて、待合室に飲食店や物販店も配置されます。

(建築家・藤本壮介さん)「空港に行かなくてもこのターミナルにちょっと立ち寄ってそこでなにかのイベントが行われていたり、あるいは別府湾の風景を眺めたり、大分の方々が日常的に立ち寄ってくれるような魅力のある場所になってくれるといいなと思います」

県は2023年12月に西大分のターミナルを完成させる予定で2023年度中のホーバーの就航開始を目指しています。