医療刑務所で治療を受けている受刑者も刑期が終われば出所します。
専門医は、「摂食傷害」特有の”問題を回避する行動”を出所後に治療を継続する元受刑者が少ない理由のひとつに挙げています。

九州大学病院 心療内科・高倉修 医師
「(出所した後)医療につながっていない方々もたくさんいらっしゃるんじゃないかっていうふうい僕自身は感じている。医療につながっていない理由もこれはやっぱり摂食障害特有の問題がそこにはらんでいる」
「それはなぜかというといろんな問題を回避する病気だとするならば、治療自体も回避することが起こってしまう。そうすると医療刑務所でやっと出られたという開放感もあるでしょうし、そこから先治療受けたいという風に思う方も少ない可能性はあるなと思いますね」

刑務作業と並行して医師の治療も受けている女性受刑者たち。

出所して再びこの場所に戻ってくる人も少なくありません。