24日までの連休、宮崎県内は晴れの日が続きましたが、23日、高鍋町で撮影された「つむじ風」とみられる現象です。
もし、遭遇したら、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか?
(撮影者)
「うわ~!やば!!しゃれにならんやろ!しゃれにならん!しゃれにならん!」
こちらは、23日午後2時半ごろ、高鍋町の畑で撮影された映像。
晴天の中、風が渦を巻き土や霜よけのための布を巻き上げながらゆっくりと移動しています。
(撮影した男性)
「急に何にもない道の真ん中からつむじ風が起きだして、そのまま何か様子がおかしいと思って家族4人で見ていたら、もう、みるみるうちに大型になっていって、それで北上していったような感じでしたね畑の中をずっと」
撮影した農家の男性によりますと、この現象は5分以上続き、住宅街に入ったら消えたものの、その後、周辺でも複数発生していたということです。
(撮影した男性)「
結構音もすごかったので、近くでほかの白菜を収穫する業者さんたちも作業していたので、そこにもう本当に行くんじゃないかなと思って、もう本当、ぞっとするような光景ではありました」
また、24日は川南町でも同じような現象が確認されていて、高鍋町と川南町によりますと、今のところけが人はいないということです。
この現象について、気象予報士の野田さんは塵旋風、いわゆる「つむじ風」だと推測します。
(野田俊一郎 気象予報士)
「スケートの選手が腕を伸ばしてゆっくり回した後、ぎゅっ縮めるとくるくるっと回るのと同じ原理で、地面が熱せられることによって、そこで地面付近で上昇気流ができて、この渦が引き伸ばされることによって、こういった塵旋風という規模の大きなつむじ風になる感じです」
強い日差しがある晴れた日に開けた場所で発生しやすいという「つむじ風」。
長い距離を移動することはないということですが、野田さんは見かけたらその場から離れ近づかないようにと注意を呼びかけます。
(野田俊一郎 気象予報士)
「風の近くに飛びやすいようなものがあるときには、それが飛ばされる可能性はありますので、固定されてないテントとか、そういったものがあるときには、そこから離れるというようにした方がいいかなと思いますが、寿命はあまり長くないので、基本的には近づかなければ大丈夫だと思います」
晴れた日中に発生しやすく、予兆もないため広い場所でイベントを開催する際はテントを固定するなどの対策も大切です。
注目の記事
「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

愛媛県民は「を」を「WO」と発音? 47都道府県調査で見えた驚きの「常識」

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」

大阪王将 ドーナツ業界に進出「ぎょーナツ」餃子味、麻婆豆腐味って? 異業種が参入するワケ【Nスタ解説】

1枚500円なのに交換は440円分…農水大臣が「おこめ券」にこだわる理由、百貨店商品券との違い【Nスタ解説】









