■プロ野球 DeNA2-3阪神(10日・横浜スタジアム)CSファーストステージ・第3戦

阪神が逆転で3年ぶり3度目のCSファイナルシリーズ進出を決めた。阪神は今季68勝71敗4分の借金3、かつて公式戦で勝率5割以下のチームが日本シリーズに進出したことはない。

12日からヤクルト(神宮)日本シリーズ進出をかけて戦う(最大6試合 ヤクルトに1勝のアドバンテージ)

DeNAの先発・濱口に1回、中野が四球、北條の犠打で1死二塁も近本、大山が内野ゴロで先制できず。2回1死二塁で陽川、梅野が凡退。

2点を追う4回2死から佐藤輝がセンターバックスクリーン右にソロ本塁打を放つ。今季横浜スタジアム5本塁打目。

6回、北條が二塁打で出塁し代走・熊谷、近本が犠打を2度失敗するもライトフェンス直撃のタイムリーツーベースで同点に追いつく。代わった入江に大山が犠打失敗の捕邪飛も1死二塁から原口がレフトへ弾き返すタイムリーで勝ち越した。

先発・才木は2回、先頭・宮崎にライトにソロを浴び先制点を許す。3回1死から1番・関根に四球、続く楠本のライトへの安打に大山がファンブルの失策、1死二・三塁となり佐野の打席で才木がワイルドピッチでさらに1点を失った。

才木は佐野に四球を出したところで降板。2人目・浜地が1死一・三塁で牧を二ゴロ併殺打に打ち取りさらなる失点は防ぐ。浜地は4回、先頭・宮崎に四球を出すもソトを遊ゴロも併殺打で無失点。

5回から岩貞がマウンドへ6回、先頭・桑原のセンターへの打球を近本が大好捕し2死無走者から西純に継投、牧に安打も宮崎を打ち取る。7回も西純が3人で抑え、8回2死二塁の同点のピンチに湯浅が登板、佐野を一ゴロに仕留めた。

9回先頭・牧に安打、宮崎を空振り三振、ソトに四球、代打・オースティンに安打で1死満塁の大ピンチを代打・藤田を二ゴロ併殺打に取り試合終了。

*公式戦で借金チームのCSの結果(過去7度 セが6、パが1)

05年 西武(当時プレーオフ)第1ステージ ロッテに敗退

09年 ヤクルトファーストステージ 中日に敗退

13年 広島 ファーストステージ 阪神に勝利
     ファイナルステージ 巨人に敗退

15年 阪神 ファーストステージ 巨人に敗退

16年 DeNA ファーストステージ 巨人に勝利
    ファイナルステージ 広島に敗退

18年 巨人 ファーストステージ ヤクルトに勝利
      ファイナルステージ 広島に敗退

21年 巨人  ファーストステージ 阪神に勝利
      ファイナルステージ ヤクルトに敗退

矢野監督 4年間の成績

2019年 69勝68敗6分 3位
CSファーストDeNA 2勝1敗 CSファイナル 巨人1勝3敗

2020年 60勝53敗7分 2位
新型コロナウイルスの影響で実施されず

2021年 77勝56敗10分 2位
CSファースト 巨人2敗

2022年 68勝71敗4分 3位
CSファースト DeNA2勝1敗