去年12月に亡くなった読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆のお別れの会が、きょう都内で行われました。

去年12月に肺炎のため98歳で亡くなった渡辺恒雄さんは、読売新聞社の政治部の記者として長年活躍したほか、読売巨人軍のオーナーとしてプロ野球界にも影響を与えました。

きょう、都内のホテルで渡辺さんのお別れの会が行われ、巨人の終身名誉監督の長嶋茂雄さんや、プロ野球ソフトバンクの会長・王貞治さんらが献花に訪れました。

プロ野球ソフトバンク会長 王貞治さん
「男の生き様という意味で勉強させていただきました。敵ができようが反対する人がいようが、自分の意志を貫き通すのは男として大事なこと。ありがとうございましたという一言しかないです」

石破茂 総理
「民主主義の発展のためには健全な言論がなければならない。そういうジャーナリストとしての強い使命感を持っておられた」

政界からは石破総理のほかにも、森喜朗元総理や岸田前総理なども参列したほか、経済界からキヤノンの御手洗冨士夫会長兼社長らも訪れるなど、親交のあった人たちが渡辺さんをしのびました。