長野市の中心部に変わった形をしたホテルが2月にオープンしました。
流行りのサウナも併設されているというホテルは、一体何でできているのでしょうか。
異業種から宿泊産業に参入した企業の強みが生きるホテルを取材しました。


大塚記者:
「長野市の中心市街地にあるあちらの建物、実は一風変わったホテルとなっています」

長野大通りと昭和通りと呼ばれる国道19号の交差点の近くにできた「コンテナホテル&サウナ MACHINAKA(まちなか)」

その名の通り市街地のど真ん中にあるホテルで、かつてカフェの事務所などとして使われたコンテナが再利用されています。

手がけたのは建築資材の販売などを行う長野市の炭平コーポレーション。

炭平コーポレーション 平井敬二(ひらい・けいじ)さん:
「こちらがもともと事務所として使っていたコンテナを改装して、今は宿泊スペースになっています」

非日常の体験を市街地で堪能できるホテルは、2月2日にオープンしました。

平井さん:
「内装はコンテナ自体の模様がこのままだったので、この内装を生かした色とかベットとかで揃えました」
「断熱も入っていまして、エアコン一台があれば暖かさも十分です」

出張のビジネスマンや観光客をターゲットにしたこのホテル。

会社の強みを生かして資材の調達やデザインなどを自社で行ったということです。

また、客室の隣にはプライベートサウナが併設されています。

平井さん:
「宿泊中は何回でも使えます」
「杉材を使っています。それで椅子から全部作っている」

利用者は備え付けのロウリュウも楽しむことができます。

平井さん:
「サウナとかって自然の中でやるイメージがあるんですけど、逆転の発想で街中でサウナを楽しめることをコンセプトに考えました」
「ここはプライベートな空間なので、英気を養って仕事なり遊びなりしてもらえたら」

宿泊は1日1組限定で、料金は1人8500円から。

担当者は中心市街地で「非日常の空間」を楽しんでほしいとしています。