ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって24日で3年となり、隣国ポーランドで支援を続ける千曲市出身の坂本龍太朗さんは、「ウクライナへの関心を持ち続けてほしい」と訴えました。

上田市で講演した坂本さんは、千曲市出身でポーランドで日本語学校を経営しています。ウクライナからの避難民の受け入れや、救援物資を届ける活動を続けています。


国連の難民支援機関によりますと、25年2月時点でウクライナからの避難民は690万人以上、そのうちおよそ100万人がポーランドに逃れています。

一時帰国し、県内外で講演を行っている坂本さんは、疲弊する難民の現状について現地の写真を交えながら説明しました。


坂本さんは避難生活でストレスを抱えるウクライナの子どもたちが、安心して学校に通える環境を整えたいと訴えます。

坂本さん:
「物的な支援はできるけれど、子どもたちの心の支援は世代を超えて続いていく必要がある」

坂本さんは遠く離れた日本からの支援がいまも続いていることが、ウクライナ人の希望に繋がっているとし、それぞれができる形で、関心を持ち続けてほしいと呼びかけました。