多くの犠牲者が出ているパレスチナ自治区ガザの平和を願って、仙台市で23日、市民グループによるたこ揚げが行われました。
仙台市若林区の震災遺構・荒浜小学校そばの広場で行われたたこ揚げは、市民グループが企画したもので、市内の親子らが参加しました。「ガザのことを忘れない」などメッセージを書き込んだたこを揚げ、ガザの復興や平和を願いました。

参加した人:
「子どもにもこういう場所で、平和を願う気持ちを大切に育んでほしいという思いで参加した」

ガザでは毎年3月、東日本大震災からの復興を願うたこを揚げていて、その恩返しに岩手県釜石市では2015年からガザへの希望を込めたたこ揚げをしています。宮城県内での開催は、今回が初めてです。
ガザ・ジャパン希望の凧揚げ交流会実行委員会 野呂文香さん:
「ガザの人たちは日本の復興を願っているし、私たちは(ガザの)平和を願っている。お互いの気持ちがずっと続けばいい」

市民グループでは、たこ揚げの映像をガザに送り、今後も交流を続けることにしています。