中日ドラゴンズ・ドラフト1位の金丸夢斗投手が、2軍キャンプ地のオキハム読谷平和の森球場で、キャンプ最後のブルペン投球を行った。
腰痛で出遅れていた新人左腕の復調ぶりに、チームは大きな期待を寄せている。
70球の熱投、変化球も交え
金丸投手は、キャンプ最多となる70球を投じた。スライダーやカーブ、カットボールなどの変化球を織り交ぜながら、7〜8割の力で投球を行った。
多くのファンがブルペンに詰めかけ、ドラフト1位左腕の投球を熱心に見守り、金丸投手への期待の大きさがうかがえた。

落合二軍監督が細かくチェック
興味深いのは、落合英二2軍監督の行動だ。
落合監督自ら、左右・後ろなど様々な方向から金丸投手の投球を撮影していた。金丸投手本人は気づいていないようだった。
金丸投手「感覚的に良くなってきている」
ブルペン投球を終えた金丸投手は、この1ヶ月間のキャンプを振り返り、
「暖かいところで投げられたし、変化球やクイックでの投球をしっかり投げることが出来た。感覚的に良くなってきている」と手応えを語った。
また、「(思い描いてたプラン通り)とても順調に来ている」と、現状に満足している様子だった。
投球後、落合監督と体の状態について話をした金丸投手。「焦るなよ」という言葉をかけてもらったという。チームとしても、急がず着実に成長を促していく方針が見て取れた。

腰痛を乗り越え、順調に調整を進める金丸投手。開幕に向けて、どのような活躍を見せてくれるのか。ドラゴンズファンの期待は高まるばかりだ。