肺炎で入院しているローマ教皇フランシスコ(88)について、ローマ教皇庁は「病状が悪化し輸血や酸素吸入が必要になり予断を許さない状況」だと発表しました。

ローマ教皇フランシスコは、気管支炎が悪化したとして今月14日からイタリア・ローマ市内の病院に入院していて、18日になって両方の肺に肺炎の発症が確認され、薬物治療を受けていました。

こうした中、ローマ教皇庁は22日、教皇フランシスコについて「喘息性の呼吸器疾患で酸素吸入が必要になり輸血も必要になった」と発表し、「予断を許さない状況だ」と説明しました。「意識はあり、苦しみながらも肘掛け椅子で一日を過ごした」ということです。

担当医らは21日に「命に別状はない」という見解を発表していました。