石丸氏 人件費の認識なし
今回のポイントを伺いました。

そもそも公職選挙法は法の趣旨として、選挙が公平に行われるために規定にあること以外は認めないということになっていて、一般の人が考えるよりも広く細かく規定されています。
とりわけ金銭の授受に関しては非常に細かくルールが既にあります。
日本大学法学部の安野修右専任講師によると「今回の石丸氏の疑惑について、キャンセル料の内訳が問題だったのではなく、支払われた業者がボランティアとして参加していたことが最も問題」との指摘です。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
選挙に出る限りは勉強してこないと自分の足元をすくわれるということですし、知らなかったというのはなかなか通用しないのかなと思います。
簡単に言えば、ボランティアで来たことを断ればよかったということですよね。かなりいろいろな人が出入りするので難しいとは思いますが、責任者は石丸氏になってくるのかなとは思います。
山内あゆキャスター:
法律は細かく規定されていて、私たちが知らないこともいっぱいあるのですが、その細かさとは別に選挙でのPRの方法がいろいろな手法で変わってきているというところがあります。法律自体をもう一度点検してみる機会にもなるのかなと思います。
日比キャスター:
改めてこの曖昧さが有権者の信頼にどのように影響するのか、やはりしっかりとクリーンに説明できることが非常に重要だと思っています。

今後の行方について石丸氏は「最終的に当局がこれらの事実をどう捉えるかはわからない」と話していました。
今村翔吾さん:
今後このような事例が問題なければ何でもかんでもキャンセルできますから、キャンセル料の取り扱いについて、どのような認識がされるのか注目していく必要があると思います。
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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師