あすからの3連休は、寒波後半のピークを迎えます。すでに記録的な大雪になっている所がありますが、積雪の量がさらに増えるでしょう。雪を伴って風が強まり見通しが悪くなるため、交通機関や物流への影響が広がるおそれがあります。予定の変更を視野に入れながら無理のない行動をお願いします。

衛星画像 21日午後3時半 気象庁

日本気象協会 tenki.jp によりますと、今週は強烈な寒波が日本列島に襲来しています。20日夜から21日朝にかけては秋田県に発達した雪雲が流れ込み、秋田県能代市では午前3時までの3時間で26センチの降雪量を観測し、統計開始以来、2月の1位の記録を更新しました。

また石川県宝達志水町子浦では、21日(金)8時までの6時間に28センチの顕著な降雪が観測され、金沢地方気象台は「顕著な大雪に関する石川県気象情報」を発表しました。

あす22日からの3連休は、強い寒気が西日本まで南下するため、近畿北部や山陰など西日本の日本海側でも広い範囲で雪が降るでしょう。東北の日本海側から山陰では、24日18時までの72時間で100センチを超える降雪量の予想されている所があります。特に北陸や近畿北部、山陰ではJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が指向しやすく、短時間に積雪が急増するおそれがあります。

また、雪を伴って風が強まり見通しが悪くなる所があるため、交通機関や物流への影響が広がるおそれがあります。

車の立ち往生やスタック、スリップ事故などの交通障害に警戒が必要です。また、除雪作業中の事故や雪崩、屋根からの落雪にご注意ください。

近畿北部や山陰の平地でも大雪になる所がありそうです。また、近畿の中部や南部、四国でも積雪する所があるでしょう。普段、雪の少ない地域でも積雪するため、3連休中は無理のない行動を心がけてください。

次に雪と雨のシミュレーションを見ていきます。