青森県鶴田町の小学生が、雪の中で貯蔵していたリンゴを掘り出し、早速みずみずしい甘味の強い味を確かめていました。
鶴田町でリンゴ栽培を行う農園「拓紅園」では、2024年12月中旬から9つの品種のリンゴ約200箱を雪の中で保存、貯蔵する取り組みを行っています。
20日は、鶴田小学校の5年生31人が農園の中野光彦さんから「鶴田町では冬になるとリンゴに限らず野菜の保存方法としてこうした『雪室』が使われてきた」ということを学びました。
このあとスコップで雪山を崩し、貯蔵されているリンゴを掘り出しました。
そして、早速3か月ほど天然の冷蔵庫に入れられていたリンゴの味を確かめていました。
児童たちは
「ずっと掘ると疲れるので大変でした」
「ふじが一番おいしかったです!」
拓紅園 中野光彦 園主
「今年は去年より違い雪が多かったので、室を作るには最高の条件。(リンゴは)去年に比べ糖度があり、おいしい」
子どもたちは、昔ながらの雪を使った保存方法を学びながらリンゴを味わっていました。