奄美市の高校で卒業を間近に控えた3年生を対象に講演会が開かれました。
(あまみエフエム 麓憲吾代表)「自分たちが持っているものを何で誇れないんだろうと思った。そこで島の価値観をつくるために島のラジオがあればと夢見た」
奄美高校の3年生122人を前に講演したのは、奄美市のコミュニティエフエムあまみエフエムディ!ウェイヴの麓憲吾代表(53)です。
麓代表は高校を卒業後、就職のため東京で暮らしていましたが、ふるさとに帰って気付いた島の文化のすばらしさを広く伝えたいと考え、あまみエフエムを立ち上げた思いを伝えました。
また、奄美大島で暮らす歌手の村山辰浩さんも駆け付け、卒業する生徒たちにエールを送りました。
(あまみエフエム 麓憲吾代表)「奄美大島に生まれ育ったことに自信と誇りを持って、島の外で胸を張って活躍してほしい」
(千葉に進学)「奄美大島出身であることを隠さずしっかり堂々としていけるように島をもっとアピールしていきたい」
奄美高校によりますと、卒業生の77%にあたる94人が、進学や就職のため島を離れるということです。