小中学校の学校給食費について県内41市町村の約6割が、来年度から値上げする見込みであることが分かりました。小中学校の学校給食費をめぐっては、子育て世帯の負担軽減策として県が今年4月から中学校の給食費の半額を補助する方針です。
県教育委員会によると県の負担額を把握するため去年10月に行った調査で県内41市町村の約6割が今年4月から値上げする見込みであることが分かりました。
このうち那覇市は、今年4月から市内の小中学校の給食費をそれぞれ600円値上げする方針ですが、市は来年度から小中学校の給食費のそれぞれ半額を補助するため、保護者の負担額は小学校が月額2850円、中学校は県の補助事業と合わせて無償となります。
市教育委員会は、値上げの理由について物価高騰や仕入れ先の値上げなどから現在の費用では、栄養バランスのとれた給食を提供することが難しくなるためとしています。
県教育委員会は、来年度以降もさらに値上げに踏み切る市町村が増える可能があるとみていて、物価高騰は学校給食にも引き続き影響を与えそうです。