熊本市動植物園のサバンナ計画。これから園内の整備が本格化していく中、着々と進められているのが動物たちの引っ越しです。
新たな環境へと移る動物、そして、飼育員の思いを取材しました。
熊本育ちの姉弟シマウマ「ヒトミとカイセイ」

2月16日、来園者で賑わう熊本市動植物園。サバンナを代表するあの動物の前にも多くの家族連れの姿がありました。
動物園の人気者「シマウマ」。メスのヒトミ(11)とオスのカイセイ(10)、熊本で生まれ育った姉弟2頭です。
園のリニューアルに備え、大阪の天王寺動物園への引っ越しを控えていました。
100周年記念事業『サバンナ』計画

熊本市動植物園 高倉智浩副園長「開園100周年を記念して新たに『サバンナエリア』を整備する計画があります。テーマは『雄大なアフリカの大地』」

2029年度に開園100周年を迎える動植物園は、記念事業として『サバンナエリア』の新設を計画。そのためには、現在ある獣舎を取り壊し、整備しなおす大規模な工事が必要で、動物たちは一時引っ越すことに。
すでにダチョウやトカラヤギは園外へと引っ越していて、シマウマのヒトミとカイセイが最後になりました。