開幕投手を務めることが発表されたカブス・今永昇太(31)は日本時間20日、報道陣の取材に応じ、日本での開幕戦に向けての思いなどを語った。

カブスは19日、球団公式SNSにて3月18日に東京ドームで行われるドジャースとの日本開幕戦で、先発投手は今永に決定したと発表。ド軍の先発は山本由伸(26)が内定しており、MLB初の日本人投手による開幕戦の投げ合いに、注目が高まっている。

昨年は本拠地開幕戦でメジャーデビューを果たし、見事初勝利を挙げた今永。2年目はさらなる大役を任され、「聞いたときはある程度頭の中にはありましたし、非常に光栄な気持ちです」と率直な気持ちを明かした。さらに「こうやって注目してもらうというのは、過去にMLBに挑戦してきた日本人選手の歴史の上で僕らが注目されているので。まずは過去の日本人の選手たちに感謝を」と口にした。

「プレッシャーはどの試合でも常にありますし、1試合目も30試合目も同じモチベーションで臨むので」と試合によって大きな差はないと話す今永。

また「ちょうどきのう連絡とったんですけど」と初戦の対戦相手である山本とやり取りがあったようで、「僕がきのうショッピングセンターで靴下を買いに行っていたんですけど。そしたら彼の知り合いの方がいたので、おそらくその方を通じて山本選手に連絡がいって、(山本から)『靴下買ってる場合じゃないですよ』って連絡がきました」と早くも“先制口撃”を受けたという。

今永は「庶民派メジャーリーガーですって送りました」と“反撃”したことを明かし、山本らしい愛のある“先輩イジリ”にも落ち着いて対応したようだ。「彼の特徴ですよね。その、上手い突っ込みというか」と感心しつつ、笑顔をみせた。