■プロ野球 練習試合 中日 3ー5 日本ハム (18日 北谷)

中日は日本ハムとの練習試合に敗れた。前回15日・DeNA戦(宜野湾)では8-6で今季初勝利を収めて迎えた3度目の対外試合。初回に柳が無死一、三塁から相手の走塁にかき回され失点。2回にも石井に適時二塁打を浴び2回2失点で降板。それでも4回に福永のソロ本塁打、上林の犠飛で同点に。その後両チーム1点を取り合い同点で迎えた8回に梅野がマルティネスに勝ち越し二塁打を浴びるなど2失点を喫し勝ち越された。

先発の柳は対外試合初登板。昨季は13試合で4勝5敗、防御率3.76だった。

立ち上がりは1番・水谷にいきなり右中間への二塁打を浴びると、松本剛に右前安打でつながれ無死一、三塁。ここで一走・松本剛がスタートし、捕手が二塁へ送球する間に、三走・水谷が生還し0-1と先制を許す。

さらに2回には、1死から郡司にレフトへ二塁打を浴びると、8番・石井にライト線へ適時二塁打を浴び0-2。柳は2回、31球、4安打、無四球、1奪三振、2失点(自責1)だった。

スタメンは1番センター・岡林、2番ショート・村松、3番セカンド・福永、4番サード・石川昂、5番ライト・細川、6番ファースト・ボスラー、7番DH・上林、8番キャッチャー・宇佐見、9番レフト・樋口のオーダーを組んだ。

開幕投手に内定している相手先発・金村に対し、初回は三者凡退に終わる。2回は2番手・北山に対し、石川昂が左前安打、細川は空振り三振も、ボスラーが二塁強襲の内野安打で一、三塁に。しかし上林が空振り三振、宇佐見が左飛に倒れ得点ならず。

3回からは2番手で新外国人左腕・マラーが登板。昨季はMLB・アスレチックスで救援投手として21試合に登板した。1番・水谷をチェンジアップで中飛に打ち取ると、松本剛が三ゴロ、清宮幸を三邪飛で三者凡退。4回も続投すると、1死からマルティネスに四球を与え、2死から淺間に中前安打を浴び一、二塁も、石井の打球が二走・マルティネスに当たり守備妨害で得点は許さず。

すると打線は4回、4番手・齋藤から、先頭の3番・福永が左翼席へのソロ本塁打を放ち1-2とすると、1死から細川が内野安打、ボスラーがライト線への二塁打を放ち1死二、三塁。ここで上林がレフトへ犠飛を放ち2-2の同点に。

マラーは5回も続投。しかし2死から代打・五十幡に四球を与えると、盗塁を許し得点圏に走者を背負う。ここで清宮幸に右前適時打を浴び2-3と勝ち越し点を献上。

6回は3番手で新外国人右腕・ウォルターズが登板。先頭のマルティネスから見逃し三振に打ち取るなど3人で退ける。

1点差の5回の攻撃は5番手・山本拓から先頭の樋口が中前安打も盗塁失敗で生かせず。それでも6回に6番手・根本に対し、2死走者なしから細川が四球で出塁し、代走・尾田。ここで板山が右中間へ適時二塁打を放ち3-3の同点に。なおも勝ち越しの好機で上林に回るも空振り三振に倒れた。さらに7回には、先頭の石橋が中前安打を放ち、樋口が犠打で1死二塁。ここで途中出場の濱、土田に一本は生まれず。

すると直後の8回に、5番手・梅野が2死一塁から5番・マルティネスにレフトオーバーの適時二塁打で3-4。さらに清水にも左前適時打を浴びこの回2失点で3-5。レフトの樋口はマルティネスの打球を追う際にフェンスに顔面を強打し回の途中で交代となった。

8回裏の攻撃は7番手で登板の育成右腕・清宮虎に福永、石川昂、尾田が三者連続三振に斬られる。

9回表は6番手・橋本が1四球も追加点は与えず。9回裏の攻撃も追いつくことができずゲームセット。