■プロ野球 練習試合 巨人 4×-3 DeNA (18日・沖縄セルラースタジアム那覇)

DeNAは巨人にサヨナラ負けを喫した。試合は2回、度会隆輝(22)が先制打を放つと森敬斗(23)にも適時打が飛び出し3点を奪った。しかし7回、3番手・松本凌人(23)が秋広優人(22)に同点2ラン本塁打を浴び試合は振り出しに。その後打線は走者を出すも勝ち越すことができず、9回裏には5番手・浜地真澄(26)が登板も1死走者無しからまたも秋広に2打席連続となる本塁打を浴びた。

ここまでの練習試合、一軍戦は中日を相手に1勝1敗としている。この試合は昨季CSファイナルステージで対戦した巨人。スタメンには今季初実戦となる桑原将志(31)、戸柱恭孝(34)が名を連ねた。先発マウンドに上がった育成左腕の庄司陽斗(23)は前回登板となった11日の中日戦で力強い投球を披露し2回2安打無失点。この試合が今季2試合目の登板となった。

打線は1回、巨人の先発・田中瑛斗(25)に対し先頭の桑原は遊ゴロ、2番・梶原昂希(25)は中飛に打ち取られ2死。3番・加藤響(22)も右飛に抑えられ走者を出すことができなかった。

庄司の立ち上がりは巨人の先頭・中山礼都(22)を投ゴロ、2番・萩尾匡也(24)を三ゴロに。2死を奪うと3番・ヘルナンデス(30)を見逃し三振に抑え三者凡退とした。

2回表、無死走者無しから4番・佐野恵太(30)がこの試合初安打となる中安打を放ち出塁。続く5番・戸柱も右安打を放ちチャンスを作ると6番・度会にライトへの適時打が飛び出し先制点を挙げた。さらに1死一、三塁から8番・柴田竜拓(31)が四球を選択し満塁になると9番・森がライトへの適時打を放ち0ー3とリードを広げた。

先発の庄司は3回まで巨人打線を抑え込み44球2安打無失点の好投で降板。4回から2番手・石田裕太郎(23)が登板した。すると5回裏、2死走者無しから9番・門脇誠(24)に右二塁打を放たれると続く1番・中山にレフトへの適時打を浴び1点を返された。1点を失った石田裕だが6回は2者連続三振を奪うなど立て直し3回41球3安打1失点でマウンドを降りた。

2点のリードで7回裏、3番手・松本凌が登板も1死走者無しから代打・山瀬慎之助(23)に左安打を放たれると8番・秋広にライトスタンドへの2ラン本塁打を浴び同点に追いつかれた。

3ー3で8回裏、4番手・笠谷俊介(27)が登板。3番・大城卓三(32)に左二塁打を放たれるとその後2つの四球で満塁のピンチを招いた。しかし6番・荒巻悠(22)を二直のダブルプレーに抑え無失点に切り抜けた。

9回表、1死走者無しから7番・井上絢登(24)が右二塁打を放ち出塁。一打勝ち越しのチャンスを迎えるも後続が倒れ得点することができず。9回裏、5番手・浜地が登板すると1死走者無しから8番・秋広に1ストライクからの2球目を捉えられ、打球はライトスタンドへ。2打席連発となるソロ本塁打を浴びサヨナラ。DeNAは序盤リードも守り切ることができず敗戦となった。