■プロ野球 練習試合 ヤクルト 4-6 ロッテ (18日・ANA BALL PARK浦添)
ロッテはヤクルトに逆転勝利を収めた。試合は2点を追う5回、友杉篤輝(24)に同点打、髙部瑛斗(27)に勝ち越し犠飛が飛び出すなど一挙4得点。さらに6回には山口航輝(24)が2ラン本塁打を放ちリードを広げた。後半、ヤクルト打線に点差を縮められるが2点差で逃げ切った。
ロッテは昨季をリーグ3位で終え2年連続のAクラス入りも日本一には届かなかった。この試合、先発の田中晴也(20)はプロ2年目の昨季、4試合に先発登板し1勝1敗防御率1.80をマーク。7月には日本ハム戦でプロ初勝利を挙げている。
打線は1回、ヤクルトの先発・山野太一(25)に対し先頭の髙部は二ゴロも2番・安田尚憲(25)が右安打を放ち出塁。しかし昨秋ドラフト1位ルーキーの3番・西川史礁(21)は三ゴロ、4番・上田希由翔(23)は左飛に倒れチャンスを広げられず。
その裏、田中晴の立ち上がりはヤクルトの先頭・長岡秀樹(23)、2番・西川遥輝(32)を二者連続の二ゴロに打ち取ると3番・茂木栄五郎(31)を左飛に抑え三者凡退とした。
そのまま序盤3回を田中晴が打ち取る投球で無安打無失点に抑えると4回からは2番手・廣畑敦也(27)が登板。しかし無死走者無しから1番・長岡に中安打、2番・西川に右二塁打を放たれ走者を背負った。すると無死二、三塁から3番・茂木の打球はライトへの犠飛となり先制点を許すと続く4番・澤井廉(24)にもセンターへの犠飛を放たれ2点目を失った。
2点を追う展開となった打線は直後の5回表、ヤクルトの3番手・矢崎拓也(30)に対しこの回先頭の5番・山口が中安打で出塁。6番・中村奨吾(32)は四球、7番・山本大斗(22)は右安打で続き、満塁のチャンスを迎えた。8番・寺地隆成(19)は二ゴロもその間に1点を返すと9番・友杉にライトへの適時打が飛び出し同点となる。さらに1番・髙部はセンターへの犠飛を放ち勝ち越しに成功、2番・安田もライトへの適時打を放ち2ー4とリードを2点に広げた。
6回表、1死一塁から5番・山口がカウント3ボール1ストライクから5球目を捉え、レフトスタンドへ飛び込む2ラン本塁打を放った。大きな追加点となりリードを広げたロッテだがその裏、4番手・坂本光士郎(30)が1死二塁から赤羽由紘(24)に適時二塁打を許し6ー3とした。
3点リードで7回裏、マウンドには5番手・東妻勇輔(28)が上がる。しかしヤクルトの岩田幸宏(27)に中安打、伊藤琉偉(22)に死球、西村瑠伊斗(20)に左安打を許し満塁のピンチを迎えた。走者を背負い3番・武岡龍世(23)にセンターへの犠飛を放たれると1点を加えられ4ー6となる。
点差は2点に迫られたが8回も東妻が続投し無失点に抑えると9回は6番手・横山陸人(23)が抑え試合終了。ロッテはリードを守り抜き勝利を収めた。














