大分市佐賀関の海で漁業被害を与えているサメの食用化を進めようと、大分市のこども園で出前教室が開催され、給食にサメのフライが登場しました。

このサメの出前教室は、県や県漁協などが大分市のじょうとうこども園で開きました。

給食に登場したサメのフライ

園児およそ80人が参加し、佐賀関沖で獲れた全長2メートル程の「カマストガリザメ」の原寸大パネルを使って特徴や生態が説明されました。「カマストガリザメ」は熱帯や亜熱帯に生息し、佐賀関の海では近年、関アジ・関サバなどが食べられ漁に被害を与えています。

園ではこのサメのフライが18日の給食に登場し、園児がパンにはさむなどして試食しました。

(園児)「おいしかった」「お肉の味に似てる」「とんかつみたいな味やった」「ちょっとだけ硬かった」「次、給食に出たら多めにしたい」「お肉と魚が混ざった感じ一生ずっと食べたい」

サメの身は高タンパク低脂質で、臭みもないということで、県などは今後も出前教室や学校給食での活用を進め、食用としての浸透を目指しています。