アマミノクロウサギで連携です。
新たに施設を開設する奄美大島の大和村が飼育や治療の実績のある鹿児島市と、協定を結びました。
国の特別天然記念物、アマミノクロウサギ。
近年、交通事故などでけがをするケースも増え、鹿児島市の平川動物公園では2007年からアマミノクロウサギを治療し、奄美大島に戻したり飼育や繁殖を行ったりしてきました。
こうした実績から大和村は治療や飼育のノウハウを持つ鹿児島市と連携し、島内で救護体制などを整えることになりました。
大和村は今年4月に、「アマミノクロウサギミュージアムQuruGuru」をオープンさせます。これに合わせ、平川動物公園にいるアマミノクロウサギ3匹のうちオス2匹が施設に移されます。
(大和村 伊集院幼村長)
「(協定締結は)安心してウサギの施設の運営ができるのではないかと。奄美で起きているウサギの生態がどういうものかを含めて紹介ができるのではと思う」
(鹿児島市 下鶴隆央市長)
「これまで平川動物公園で培った経験や、ノウハウを提供することができることを大変うれしく思う」
施設はアマミノクロウサギの治療や研究のほか展示も予定しています。