ミャンマーの国境にある中国系犯罪集団の特殊詐欺拠点に多数の外国人が監禁されている問題をめぐり、国境地帯を支配している少数民族武装勢力のトップは、「日本人の救出に向けても動いている」との認識を示しました。
多くの中国系犯罪集団が特殊詐欺拠点を置くミャンマー東部の国境周辺では、人身売買の被害者とみられる1万人以上の外国人が監禁され、詐欺に加担させられていると指摘されています。
国境地帯を支配する少数民族武装勢力「国境警備隊(BGF)」のトップ、ソーチットゥ氏は17日、支配地域にある詐欺拠点に「数は少ないが日本人もいる」としたうえで、「救出に向けて動いている」との認識を示しました。
ソーチットゥ氏をめぐっては、特殊詐欺拠点での人身売買などに関与し、犯罪集団から利益を得ていたとしてイギリス政府が制裁を科したほか、タイの特別捜査局が人身売買の容疑で逮捕状を取る方針を発表しています。
一方、外交筋によると、国境地帯にある別の少数民族武装勢力の支配地域でも、複数の日本人が監禁されているとみられています。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線
