サーモンの養殖などを手がける青森市のオカムラ食品工業が、中期経営目標を発表しました。国内養殖量と海外卸売事業の売上高で過去最高を目指すとしています。

東京証券取引所で行われた会見で、岡村恒一社長が2030年の6月期を目標年度とする中期経営目標を発表しました。

国内養殖量と海外卸売事業売上高の拡大を最重要課題とし、国内養殖量で1万2000トンを、海外卸売事業売上高で250億円を達成し、売上高で620億円を目指すとしています。

オカムラ食品工業 岡村恒一 社長
「中間養殖場の候補地を、ある程度、検討いている段階で、発表には至っていないが青森県内や北海道、北東北で順次、検討している」

また、6月期の中期決算では水揚げに向けた中間魚の生育が想定通りだったほか、海外卸売事業の拡大傾向が継続したことで過去最高の売上高になったということです。