きょう発表された日本のGDP=国内総生産は、去年1年間で0.1%のプラスとなり、4年連続のプラス成長でした。ただ、私たちの根強い「節約意識」が、もう一段の経済成長をはばんでいることも浮き彫りとなっています。
都内に住む高島さん一家。夫婦共働きで、4歳になる子どもと3人で暮らしています。支出の一つ一つを家計簿アプリで記録していて、前の年より食費と光熱費が月1万円以上増加したといいます。とりわけ打撃となったのが…
「昔は5キロの価格で2000円ぐらいだったが、今同じ値段だと2キロしか買えない」
「野菜がもう50円(値上がり)とか400円とかになってるんだよなー」
「キャベツ400円なっていたね」
コメや野菜の高値が続くなか、献立の工夫で節約をしています。
「味変で前の日に作った鍋に味噌を溶いて味噌汁にしたり、2日同じ味にならないけど新しく買ってくるより(安い)」
きょう発表された去年1年間のGDPでも「個人消費」の弱さが浮き彫りとなりました。GDPは好調なインバウンドなどを背景に、4年連続でプラス成長となった一方、およそ6割を占める「個人消費」はマイナス0.1%と、コロナ禍以来初めて、4年ぶりにマイナスに転じました。
食品の相次ぐ値上がりを背景に、支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」も28.3%と、1981年以来、43年ぶりの高水準に。
「先に値上げが来て、それを自分側の賃上げで少し火消ししてるような感覚で受けてます」
高島さんが勤める会社では去年、7%ほどの賃上げがあったといいますが、物価高の前には「焼け石に水」だといいます。今後、私たちの財布のひもは、緩むのでしょうか。
第一生命経済研究所 シニアエグゼクティブエコノミスト 新家義貴氏
「賃金に関していうと、今交渉している春闘は高い伸びになりそう。ただ、物価が予想以上に高どまっているのが下押しになるので、実質的な賃金はほとんど増えないんじゃないかな」
高い賃上げが期待できる一方、4月にかけては7000品目以上の“値上げラッシュの春”が。日本経済の浮揚に必要な、物価高を超えて賃金が上がる好循環には、まだ時間がかかりそうです。
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