カブスの今永昇太(31)は日本時間17日、キャンプ初のライブBPを行い、打者5人を相手に25球、3安打、1本塁打、2三振だった。全部で25球を投げ、ストライクは13球、最速は91マイル(約146キロ)だった。

回転のいい直球は今永らしさを見せたが、ストライク率は52%と打者相手の初マウンドは少し制球に苦しんだ。3安打はいずれも右打者でマイナーのふたりの打者にはともに90マイル(約145キロ)の直球を左前に運ばれた。期待の若手K.アルカンタラ(22)には80マイル(約129キロ)のスプリットが落ちずに、左中間へ3点本塁打を浴びた。

それでも左打者ふたりからは三振を奪った。マイナー選手には78マイル(約126キロ)のスライダーで空振り三振。アストロズから移籍した強打のK.タッカー(28)は80マイル(約129キロ)のスライダーで見逃し三振とした。

25球のうち直球は19球で打者相手に直球の感覚を確認するかのような内容。変化球はスプリット2球はともに右打者へ、スライダー2球は左打者へ投じ、左右の打者に対し軸となる変化球を試した。クレイグ・カウンセル監督によると、次の登板は同21日に予定されている自軍相手の練習試合になるという。

■投球内容
(右)カウント3ー1 左前打 90マイル 直球
(右)カウント2ー1 左前打 90マイル 直球
(左)カウント3ー2 空三振 78マイル スライダー
アルカンタラ(右)カウント2ー1 本塁打 80マイル スプリット
タッカー(左)カウント2ー2 見三振 80マイル スライダー