宮崎市は、子宮頸がんの予防につながるHPVワクチンについて、これまでの女性に加え、来年度から男性の接種費用も全額助成する方針です。

これは、男性のHPV関連疾患の予防や女性への感染防止を図ろうと、宮崎市が新年度の当初予算案に事業費2100万円余りを盛り込んでいるものです。

新たにHPVワクチン接種の全額助成の対象となるのは、小学6年から高校1年の男子で、来年度は対象者の4%にあたる388人の全3回接種を見込んでいます。

(宮崎市 清山知憲市長)
「世界的に見ても、特にG7に限って見ても、男性接種をしていないのは日本だけという現状から、男性接種は意義が認められているところで、宮崎市の子どもたちのためにはやるべき事業と判断した。」

宮崎市によりますと、男性のHPVワクチン接種の支援事業は、九州の市では初めてだということです。