任期満了に伴う大分市議会議員選挙は16日夜開票が行われ、激戦の結果、新人9人を含む44人の当選が決まりました。

新人では国民民主党公認で民間会社の労働組合出身の阿部邦彦さん(53)が9155票を獲得し、トップ当選を果たしました。また、県警科捜研の元職員の経歴をもつ吉川直樹さん(40)が2454票を集め、初当選を果たしました。

このほか、立憲民主党新人の野上恵子さん(63)をはじめ、新人の女性候補は4人が当選。現職と合わせ女性議員は4人から8人に倍増しました。

今回の大分市議選は定数44に対して54人が立候補する激戦で、新人は9人が当選しました。一方で自民党は現職1人が落選し、ベテラン議員も票数を減らす結果となりました。投票率は42.37%で前回から3.81ポイント下回り、過去最低を更新しました。当選した議員の任期は3月10日から4年間です。

大分市は少子高齢化に伴う人口対策や、激甚化する災害に対する防災・減災、そして魅力ある街づくりに向けた経済の活性化など、直面する課題が山積しています。

今回当選した議員たちは市民の代表としてこれらの課題に積極的に取り組み、市政をよりよい方向に進めていくことが期待されます。