■プロ野球 阪神6ー0楽天 練習試合 特別ルールで9回裏も実施(15日 沖縄・宜野座)

阪神は藤川球児監督(44)の初対外試合で投打がきっちり噛み合い楽天に快勝した。打線は1回、相手のミスで先制すると2回に木浪のソロアーチで加点。5回には前川の3ラン、6回には代打・髙寺のタイムリーと10安打で6得点を挙げる。先発・門別から富田、畠、佐藤蓮と6回までノーヒット継投し7回に5番手・及川が初安打を許すも6投手で3安打完封継投を見せた。

後攻の阪神の先発は3年目・門別、昨季は5試合に登板し0勝2敗、防御率4.50。門別は1回、宗山を一ゴロ、中島の三ゴロを佐藤輝がファンブルの失策、辰己に四球で1死一・二塁に。だがフランコを空振り三振、鈴木大を二ゴロに打ち取り無失点の立ち上がり。

スタメンは1番ライト・島田、2番セカンド・中野、3番サード・佐藤輝、4番ファースト・ヘルナンデス、5番レフト・前川、6番DH・豊田、7番ショート・木浪、8番キャッチャー・坂本、9番センター・井坪のオーダーを組んだ。

楽天の先発は内、昨季は20試合に登板し6勝8敗、防御率3.58。1回、島田が右安打、ランエンドヒットで中野の中安打で無死一・三塁の先制機に。佐藤輝は見逃し三振、中野の二盗で1死二・三塁から内の暴投で1点を先制。フランコは四球でなお1死一・三塁で前川は遊飛、豊田は投ゴロで追加点は追加点を挙げれず。

門別は小郷を中飛、安田を3球で空振り三振、太田を右飛に抑え、2回を無安打無失点で降板。

2回の攻撃で先頭・木浪が146キロ・ストレートをライトスタンドへ豪快に放り込み、2ー0とした。

3回、2番手・富田が小深田を三邪飛、宗山を二飛、中島を左飛と3人で退ける。打線は3回、先頭・佐藤輝が右中間にツーベースもヘルナンデス、前川、豊田は凡退。

富田は4回も続投、辰己を遊ゴロ、フランコを空振り三振、鈴木大を中飛とクリーンナップを3人で抑える。

5回、3番手は現役ドラフトで巨人から移籍の畠が小郷を空振り三振、安田を一ゴロ、太田を中飛と投手陣は5回までノーヒットに封じる。

5回の攻撃で楽天3番手・渡辺翔に2死から佐藤輝とヘルナンデスの連続四球で一・二塁とすると前川が変化球を叩きライトスタンドへ3ランを叩き込み、5ー0とする。

6回、4番手・佐藤蓮が1死から宗山と中島に連続四球で一・二塁とするが田中和を一ゴロ、伊藤裕を二飛に打ち取り、ノーヒットを継続。

打線は6回、楽天4番手・鍛冶屋に1死から榮枝と井坪の連打で一・二塁とすると代打・髙寺がライトへタイムリーを飛ばし、6ー0とリードを広げる。

7回、5番手・及川が先頭・渡辺佳に初ヒットとなる中安打、1死後に武藤に四球、自身の暴投で1死二・三塁のピンチを招くが太田を投ゴロ、入江を二ゴロに抑え無失点で切り抜ける。

8回も及川が続投、先頭・小森に右安打も石原を中飛、田中和も中飛、伊藤裕を右飛と全て外野フライに打ち取った。9回は6番手・岡留が1死から吉納にツーベースを打たれるも武藤を左飛、太田を空振り三振に抑え完封リレーを楽天打線を封じた。

9回の攻撃は山田が遊飛、熊谷が中飛、井上が三邪飛と三者凡退に終わった。