■MLBフィリーズキャンプ(日本時間15日、フロリダ州クリアウォーター)
フィリーズとマイナー契約を結んだ青柳晃洋投手(31、前阪神)がついにキャンプイン。招待選手としてキャンプに参加する青柳は、就労ビザの手続き上の関係でキャンプ初日には間に合わなかったが、13日に出国し無事この日に合流した。
練習前のクラブハウスでは通訳さんと共に選手一人ひとりに挨拶。さっそく個別に練習を開始した青柳は、長距離移動ということもあり軽めの練習メニューで、入念にストレッチをした後、キャッチボールをして初日の練習を終えた。
「こうやってこの地に来れたことを嬉しく思います」と新たな一歩を踏み出した青柳は、「長距離移動だったので体がしんどかったり、眠かったりはありますけど、いい感じに動けてるかなと思うので。キャッチボールもしっかりできましたし、 数日かけて全体に合流できるようにやっていけたらいいかなと思います」と合流初日を振り返った。
また、ブルペンで見ていたチーム投手陣の印象について「みんなすごいボールを投げてますし、あの中に入っていかなきゃいけないという気持ちはありますけど、アメリカに来るのも初めてなので、みんなどういう風にピッチングしているのかとか、どういう練習をしてるのかに興味があったので、今日は見にきました」と語った。
「もちろん焦りもありますし、メジャー契約でもないので、キャンプからアピールしなきゃいけない立場ではありますけど」と今の心境を明かすも、「怪我したら元も子もないので。自分のペースでしっかりと。こうやってユニフォームを着ると気持ちも入りますし、ここからやってやるぞという気持ちの方が大きいですね」と気持ちを新たにした。
青柳はその後、米メディアに向けて2度目の取材に応じ、米記者もそのユニークな投球フォームに注目しているようだった。「なぜサイドスロー(のフォーム)にしたのですか?」の質問には「上から投げられなかったからです(笑)」と記者らを沸かせ、「あまりいないアングルから投げられるのは武器になると思いますし、日本でのスタイルも(フィリーズに)評価してもらっていた」としっかりアピール。
アメリカへ来たのも初めてだという青柳は「自分がフィットすると思う球団だと思って(契約を)進めてもらった球団ですので、ここでしっかりと活躍したい」と新天地での意気込みを伝えた。














