野生復帰に向けた取り組みが進む、国の特別天然記念物・トキが、佐渡以外でも放たれることになりました。

これは、14日に環境省で開催された「トキ野生復帰検討会」で了承されたもので、環境省によりますと、2026年6月ごろにも石川県の能登地方でトキを放鳥するということです。

トキの野生放鳥は、2008年に秋篠宮ご夫妻らを迎えて佐渡市で初めて行われ、これまでに野生下では576羽まで増えていますが、佐渡以外では初の放鳥となり、15~20羽を放つ計画です。

【佐渡市 渡辺竜五市長】
「苦労されている能登半島の皆さまの喜びや、復興の旗印になると良いなと…」

環境省によりますと、2024年1月の能登半島地震によるエサ場などへの影響は、今のところ確認されていないということです。