10月11日から、いよいよ「全国旅行支援」がスタート。
もう予約しちゃってたら?グループにワクチン未接種の人がいたら?
気になる疑問を、旅のスペシャリストに聞きます。
■10月11日から「全国旅行支援」スタート

10月11日から全国旅行支援が開始されます。東京都民も利用可能ですが、都内を目的とする旅行は10月20日からとなります。
対象はワクチンを3回接種している方、または陰性証明の提示が義務付けられます。
割引率は、全国一律で40%。
上限は、交通機関付き旅行で8000円。ホテル・旅館の宿泊のみだと5000円です。
加えて、平日3000円、休日1000円の「地域限定クーポン」が発行されます。
交通機関付き旅行8000円+平日クーポン3000円で、最大1万1000円お得ということになります。
さらに、自治体独自の割引がされているところもあります。全国旅行支援と併用可能かどうかは、自治体により異なります。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
国の予算を使っているのが「全国旅行支援」。自治体が予算を出したものは(自治体により)併用が可能ということで、これをやることによって、地方の活性化を促すということですね。
■疑問【1】地域限定クーポン いつが「平日」?

「地域限定クーポン」は、平日が3000円、休日が1000円ということになっています。できれば「休日」扱いの日に泊まりたいもの。
定義は、【宿泊日とその翌日がともに休日の場合「休日」扱いとなる】となっています。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
平日と休日の定義なんですけど、基本的に、土曜日の夜の宿泊のみが「休日」になります。土・日・月の3連休の場合は、土曜日泊・日曜日泊は「休日」になりますが、11月の祝日は3日も23日も飛び石で、3連休にならないので、祝前日でも「平日」扱いとなります。
要は、全国旅行支援の期間である12月20日まで、土曜日の夜以外は全部「平日」と思っていただければ、わかりやすいと思います。
■疑問【2】何泊までできるの?

鳥海氏によると、7泊までが対象で、利用回数の制限はありません。
また、連泊を促進する動きも出ています。週末と違い、平日は空室が目立つという宿泊施設が多いことから、観光庁は「平日にもう一泊キャンペーン」を10月11日から2024年3月末まで行うことを予定しています。
■疑問【3】もう予約済みの場合は適用されるの?

すでに予約している場合はどうなるのでしょうか?
楽天トラベルの場合、すでに予約している場合は対象者に連絡が行きます。条件などの確認後、「割引申請」のボタンをクリックするだけで、取引が完了するという流れになります。
■疑問【4】ワクチン接種証明 グループで参加の場合は?

グループ参加の場合、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提出で、注意することがあります。例えば
▼ワクチン3回接種している方
▼陰性証明書を持っている方
▼ワクチン未接種で陰性証明書を持っていない方
の3人で旅行をする場合、「ワクチン未接種で陰性証明書を持っていない方」は40%の割引対象にならず、地域クーポンももらえません。
しかも、自治体によってはグループ全員が割引を受けられないところもあります。
自治体によって、1人でも「3回以上のワクチン接種がない、もしくは陰性証明書がない」場合、その人だけが割引除外になるケースと、同じ予約を取ったグループ全員が駄目というケースが、自治体ごとに変わるので、そこを注意しなければいけません。
ーー家族の場合はどうなるんですか?
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
家族でも同じです。12歳未満はもともとワクチン接種は条件の中にないので、何も証明書は必要ないです。12歳以上は、大人と同じルールで証明書などが必要です。
落語家 立川志らく:
陰性証明がなくてグループ全員が駄目になっちゃったときは、結構もめるでしょうからね。だからよく調べていかないと。
(ひるおび 2022年10月7日放送より)