花粉の飛散はまもなくピーク。
都内では今年観測史上最も早い飛散が確認され、全国的に飛散量も多いと言われています。
そんな中、本格的に処方され始めているのが、目の周りに塗るだけでかゆみが抑えられる世界初の薬。一体どのようなものなのでしょうか?

世界初“花粉症の塗り薬”

アレルギー性結膜炎の治療剤、『アレジオン眼瞼クリーム0.5%』。
現在は処方のみで、3割負担の場合、1か月分で1000円程度となっています。

クリームタイプの塗り薬で、使用方法は適量(1.3センチほど)を指に取り、まぶたの上と目の下につけてよく塗り込むだけです。粘膜まで浸透していきます。

いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤院長に、特徴とポイントを聞きました。

▼1日1回塗るだけで効果が24時間持続
→寝る前の使用がおすすめ
朝起きて顔を洗っても、夜塗った分が浸透しているので効果が持続するということです。

▼塗るだけなので失敗がない
→目薬が苦手な人や、目薬を嫌がる子どもにも有効(医師と相談のうえで使用)

実際に子どもが使用している番組スタッフは、
「子どもが寝ている間にさっと塗れるので便利。かゆみもきちんと治まっているように感じている」と話しています。

コメンテーター 平野ノラ:
(子どもは)目薬をもう絶対させてくれないです。逃げ回って。させたとしても泣いてるから全部出ちゃうので、これは画期的ですよ。

山形純菜アナウンサー:
女性の場合、メイクしている最中に目薬をさすとやはり少し崩れてしまうんですよね。クリームだと塗った後にメイクできるのですごく便利ですね。

目薬の使用期限、気にしていますか?

通常の目薬を使う際にも注意点があります。
徳島文理大学の池田博昭特別研究員によると、目薬の使用期限は開封後1~3か月
期限を過ぎると効きめが低下したり細菌が増殖する危険もあります。

また、目尻から添わせるように点眼するのはNG。
溜まったゴミや細菌が目薬の先端部分に付着してしまう恐れがあります。

花粉症シーズン、自分に合った薬で乗り切っていきましょう。

(ひるおび 2025年2月14日放送より)