山口市にある県農業試験場跡地の利用について、基本計画の素案が示されました。

公的・民間の2つのエリアに分け、公的エリアから整備を進めていく方針です。県と山口市が協議を進める県農業試験場跡地の利用について、基本計画の素案が示されました。

これによると東側には、交流の場となる交流創造ゾーンを囲むようにイベントなどが行われる魅力創造ゾーンを配置。西側には、多世代が集まる共生共創ゾーンと多様な人々の活躍の場となる活力創造ゾーンを配置します。

さらに、東側を公的な利活用促進エリア、西側を民間の利活用促進エリアと区分。

公的エリアから整備を進め、その後、民間事業者の参画を促したいとしています。

事業者の公募は2028年度以降の予定です。跡地の利用を巡っては2024年5月、山口商工会議所などから市に「中心商店街とのバランスのとれた開発」が要望されていました。

素案では、「周辺とのバランスやすみ分けを考慮する」と示されるなど、要望に応える形となっています。

計画は、パブリックコメントなどを踏まえ、7月に策定される見通しです。