福岡県久留米市は過去最大となる新年度の当初予算案を発表しました。治水対策のほか学校給食費の値上がり分を支援する費用などが盛り込まれています。

久留米市 原口新五市長「物価高騰や人件費高騰とかにも対応しないといけない」
久留米市の新年度予算案は、一般会計の総額が1593億円で今年度より129億円増え過去最大となっています。

最重要課題として田主丸地区の排水路の改良や雨水を貯めるタンクの整備など治水対策におよそ32億円を計上しています。

また、来年度の小・中学校の学校給食費について保護者の負担が増えないよう食材費の値上がり分を市が負担する費用としておよそ3億3000万円を盛り込んでいます。

一方、給食費の無償化には、およそ11億5000万円が必要となるため原口市長は「予算は限られている」と述べ慎重な考えを示しました。