佐賀県玄海町は12日、2024年8月に町のふるさと納税特設サイトが不正アクセスを受け、寄付した人のメールアドレスなど約41万人分の個人情報が流出したことが判明したと発表しました。

玄海町役場

佐賀県玄海町によりますと、2024年8月20日、町のふるさと納税特設サイトを管理するシステムに不正アクセスを確認しました。

佐賀県警に被害を報告したうえで、外部の専門機関が調査した結果、2009年からデータベースに蓄積していた寄付者や町職員の個人情報の流出が確認されたということです。

流出した個人情報は41万3867人分にのぼり、その内訳は、
・寄付者などのメールアドレス 41万3818件
・寄付者の電話番号 33件
・特設サイト会員のログインパスワード 2664件
・特設サイト会員のログインID 29件
・管理システムにおける町職員等のアカウント情報 46件
・管理システムにおける返礼品企業のアカウント情報 1件
となっています。

また、調査の結果、クレジットカードに関する情報漏えいの可能性はなく、流出した情報による被害もこれまでのところ確認されていないということです。

玄海町は、該当者全員にメールや書面で謝罪したうえで、「他のサイトも含め、念のためパスワードを変更されることを推奨します」と呼びかけています。

玄海町のふるさと納税特設サイトはセキュリティ対策を強化し、1月27日から運用を再開しています。