愛媛県が発注した公共工事の入札をめぐり、非公表の価格を業者に漏えいし入札させた疑いで、警察は、県河川砂防課の課長の男や業者の男らあわせて4人を逮捕しました。
官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、中予地方局建設部河川砂防課課長の鈴木俊博容疑者です。
また、県のOBで会社員の宮崎裕文容疑者と、久万高原町にある久保建設代表取締役の久保陽生容疑者、それに従業員の大西聖容疑者は、公契約関係競売等妨害の疑いで逮捕されました。
事件の舞台となったのは、去年2月に入札が行われた、愛媛県が発注の久万高原町の急傾斜地の崩壊対策工事です。
調べによりますと、4人は、鈴木容疑者が非公表の価格を県OBの宮崎容疑者に漏らし、その情報を聞いた久保建設従業員の大西容疑者が久保容疑者に伝え、工事を落札した疑いが持たれています。
警察は、男ら4人の認否を明らかにしていません。
鈴木容疑者は当時、久万高原土木事務所の建設課長で、入札価格に関する情報を知る立場にいたということです。
警察は、鈴木容疑者へ対価が支払われた可能性や、他に不正に関わった人物がいないかなど事件のいきさつを詳しく調べています。
また、職員の逮捕を受け、愛媛県は会見を開きました。
県によりますと、警察による捜査の対象となっているのは、がけ崩れの恐れがある斜面を格子の枠や鉄筋などで補強する工事で、入札には4社が参加し、久保建設が3938万5000円で落札しました。
この落札額は、公表されていない調査基準価格をわずか1万4338円上回る価格です。
調査基準価格を下回ると落札が保留され、工事が適正にできるのか調査が行われます。
県によりますと、鈴木容疑者は当時、久万高原土木事務所の課長としてこの調査基準価格を知ることができる立場で、業者に漏らした可能性があると話しています。
また、県OBの宮崎容疑者は、県土木部の企画調整幹だったおととし3月に定年退職した後、自己開拓で松山市内の建設関連の会社に再就職したということです。
鈴木容疑者と宮崎容疑者は以前、同じ職場にいたことがあるということです。
一方、警察は12日午後5時半過ぎ、鈴木容疑者が事件当時に勤務していた県の久万高原土木事務所に家宅捜索に入りました。
事件に関する資料などを押収し、裏付け捜査などを進めるとみられます。
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