大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件で、県警はいまのところ指名手配に懸賞金をかける考えはないことを明らかにしました。
ひき逃げの疑いで公開手配されている大分県日出町の会社員八田與一容疑者(26)は今年6月、別府市の県道で赤信号で停止していた原付バイクとオートバイに軽乗用車で追突。大学生2人を死傷させそのまま逃走した疑いが持たれています。
大分県警は6日の会見で依然、八田容疑者の足取りはつかめていないとして改めて情報提供を呼びかけました。県警は9月末までに、のべおよそ7500人の捜査員を投入。これまでに72件の情報提供が寄せられていますが、容疑者につながる有力な情報は得られていません。

また、指名手配に対して懸賞金をかけるかどうかについては警察庁が認定する事案には該当しないとして現時点で考えはないという認識を示しました。