山形県産の日本酒の輸出拡大を目指し、県酒造組合などはきょうからイタリアの輸入業者などを招き商談会を行っています。
この商談会は県産日本酒の輸出を増やそうと、県酒造組合や県などが2017年から毎年、共同で開催しているものです。

今年は、きょうから3日間行われ、県産酒の説明の他、酒蔵での酒造り体験も行われます。

今回は、イタリアの輸入業者やバーテンダーなどおよそ20人が参加しました。
県産の日本酒は、2016年に国が認定する地域ブランド、地理的表示GIを取得したことで海外からの注目度が高まっています。

山形県酒造組合 佐藤一良 会長「山形の日本酒はお米の味を出しているメーカーが多い。イタリアの方、ヨーロッパの方は、料理にお酒を合わせますので、チョイスの仕方が非常にある。山形の酒はバラエティーに富んで品質がいいので、受けている」

イタリアのバーテンダー「日本酒の多様性が一番面白い。ポイントで惹かれている。特に食べ物とのペアリングの幅広さはやっぱり一番の特徴だし、気に入っている。

イタリアのバイヤー(スイスでもお酒を販売)「スイスではまだイタリアに比べると日本酒はそんなに知られていない。人々の関心を引いていることは確か。スイスのチーズなどとのマッチングに期待したい」

県産酒の輸出先はアメリカやアジア地域が多くを占めていますが、近年、イタリアへの輸出も増えていて、関係者は輸出拡大に期待を高めます。
山形県酒類卸株式会社 髙橋裕一 社長「まずはイタリアの取引先も通じてますます現地の方に日本酒のファンになっていただき、県産酒の良さを知っていただきたいと思っております」

参加者は、あさってまで県内に滞在し、あすからは寒河江市など県内の7つの酒蔵にわかれて酒づくりを体験するいうことです。