NATO=北大西洋条約機構の加盟国による2024年のウクライナに対する軍事支援の総額が7兆8000億円に達しました。半分以上は、ヨーロッパの加盟国とカナダが拠出したものだということです。

ロイター通信が11日、NATOの報道官の話として伝えたところによりますと、2024年のウクライナに対する加盟国による軍事支援の総額が500億ユーロ=およそ7兆8000億円に達しました。

NATOは去年7月にアメリカ・ワシントンで開いた首脳会議で、最低でも400億ユーロの軍事支援を行うことを確認していて、この目標を達成したことになります。

トランプ大統領はヨーロッパの加盟国の負担が十分でないとして、国防費のGDP割合の目標を引き上げるべきだと繰り返し主張しています。

NATOの報道官は、去年の支援額のうち「半分以上はヨーロッパの同盟国とカナダからの拠出だ」と話し、ヨーロッパ側の貢献を強調しました。