タクシー不足の解消に向けた取り組みです。

タクシーの運転に必要な二種免許を持ってない人が一定の条件のもとで人を車で運ぶ「ライドシェア」の制度が、県内で初めて始まりました。

県タクシー協会が11日から運用を始めた「みやざきライドシェア」。

11日は、宮崎市でセレモニーがありました。

ライドシェアとはどのような仕組みなのでしょうか。

まず、去年4月に解禁された「日本版ライドシェア」は、タクシー会社が運行主体となり、一般ドライバーがマイカーなどを使って有料で人を運ぶ仕組みです。

決められた時間や地域のみで運行することができます。

そして、11日始まった「みやざきライドシェア」は、一般の車ではなく、県タクシー協会に加盟する12社が所有するタクシーを活用する制度です。

まずは、それぞれのタクシー会社のスタッフが運転することになっています。

協会では「みやざきライドシェア」のドライバーを募集していて、タクシーのドライバー不足の解消につなげたい考えです。

(宮崎県タクシー協会・吉本悟朗会長)「二種免許取得というのは非常にハードルが高くて、ライドシェアであれば1回自分でやってみて、興味が持てれば本格的に二種免許を取って正規社員のドライバーになろうというきっかけになるんじゃないかというのが狙い」

ライドシェアは前の日までの予約が必要で、県タクシー協会は、宿泊施設からスポーツキャンプの会場や空港への移動を想定しています。