昨年1月に発生した能登半島地震で、海底の隆起により新たな岩礁が出現していることなどが測量調査で明らかになりました。

日本財団と日本水路協会が2022年から実施している全国の浅い海域を航空レーザーで測量し、地図化する「海の地図PROJECT」の一環として、緊急調査が行われました。

報告によりますと、能登半島北部では、地震の後、沿岸で地盤が最大約5.2m隆起していることや新たな岩礁が出現していることなどが明らかになったということです。

(日本財団海野光行常務理事)
「海底につながる詳細な地形データが取得をされたというところで、能登地域の復興に欠かせない基礎データとしての活用に大きく期待ができると」

今後は今回のノウハウを生かし、ほかの地域でも災害の影響の測量や復興に向けての調査結果の活用を目指したいとしています。