格闘技イベントのオーディションに議員バッジを付けて出場した静岡県焼津市議の政倫審で、委員会は「条例違反」と結論づけました。当事者の市議は「市議会全体に強烈に違和感を感じている」と述べました。
焼津市議会の石原孝之市議は2023年、格闘技イベント「ブレイキングダウン」のオーディションに、議員バッジを付けて焼津市議会議員の肩書で出場しました。
また、石原市議は2024年8月のモンゴルへの視察について、議会で虚偽の発言をした疑いが持たれています。これらを受け、市議会は、これまで5回、政治倫理審査会を開いてきました。
2月10日、政倫審の委員長が焼津市議会の石田江利子議長に報告書を提出しました。報告書では今回問題となった2点について、どちらも議員としての品位と名誉を害する行為として条例違反としました。
この結果に対し、石原市議は報道陣に対し、「議会側、審査委員会側が自分たちの都合のいいところだけとっているなというのが、率直に受ける感想。市議会全体に強烈に違和感を感じている。弁明書(の提出)は時間の無駄かなと」と不快感を示しました。
今後、この報告書を元に、議会で石原市議への処分が決められるということです。














