「政府の基金」の“ムダ” 野党が追及「ものすごいムダ」
そして、野党が最大のターゲットとにらむ“予算のムダ”が「政府の基金」。
特定の政策を対象に資金を積み立て、何年にも渡って運用する仕組みです。

立憲民主党 川内博史 議員
「今年400億円を積む必要なんか全然ない。ものすごいムダです」
例えば「防衛装備品の輸出に関する基金」は、すでに800億円積まれていますが、来年度さらに400億円の積み増しを計上。
しかし、使い道が決まっているのは15億円だけなのです。そのうえ…

立憲民主党 川内博史 議員
「15億円と出ていますが、まだ契約はしていないでしょう」
防衛装備庁 石川武 長官
「15億円は認定したもので、その一部のみ契約を現時点ではしている」
立憲民主党 川内博史 議員
「一部というのはいくらか」
防衛装備庁 石川武 長官
「1億円です」
また、新型コロナのワクチン接種を補助する基金についても…
立憲民主党 岡本充功 議員
「1800億円もの基金を積んでるのは過剰。出荷してる分は700億円弱、1000億円返せるじゃないですか。あっという間に高額療養費の見直しのお金出ますよ」
立憲民主党は、こうした基金のムダは、約7.8兆円にのぼると試算。そこから捻出した財源を教育・医療・介護などの予算に回すべきだと主張しています。