兵庫県知事選で再選した斎藤知事陣営のSNS運用などをめぐり、知事とPR会社が公職選挙法違反の疑いで刑事告発された問題。兵庫県警と神戸地検がPR会社の関係先を捜索しました。

去年11月の兵庫県知事選で、斎藤元彦知事の陣営の広報全般を企画・立案し実行したなどとネット上のコラムに投稿していたPR会社「メルチュ」の社長。社長はSNS運用などについて、「監修者としてコンテンツ企画などを責任を持って行った」と成果を記し、選挙期間中には自らも演説をスマホで撮影し、ライブ配信なども行ったとしていました。

斎藤知事の陣営はPR会社に70万円あまりの報酬を支払っていますが、大学教授らはインターネット上の選挙運動の対価として報酬が支払われていれば、公選法違反の疑いがあるとして知事とPR会社の社長を刑事告発。これまで斎藤知事は…

兵庫県 斎藤元彦 知事(去年11月)
「公選法に抵触することなどはないと認識しています」

「SNS運用は社長個人がボランティアで行ったもの」で、違法性の認識はないとしていました。

捜査関係者によりますと、きょう警察などはPR会社側の複数の関係先の捜索を実施。去年12月以降に社長への任意聴取も行ってきたということです。

自らの陣営の関係先が捜索を受けたことに斎藤知事は…

兵庫県 斎藤元彦 知事
「公職選挙法に違反することはないという認識に変わりありませんが、引き続き捜査に対して要請があればしっかり協力していく」

改めて「違法性はない」との認識を示しました。