2018年の西日本豪雨で被害を受けた小田川流域の4つの自治体と国と県による意見交換会が倉敷市で開かれました。

倉敷市真備支所で開かれた意見交換会には小田川流域4つの自治体の市長と町長、国と県の河川担当職員らが出席しました。

今回は去年3月の小田川合流点付替え事業完成で、台風の大雨による水位の上昇が完成前に比べ大幅に低減されたことや、現在も洪水時の水位を下げるため、河川の掘削などを行っていることが報告されました。

(伊東香織 倉敷市長)
「昨年以来何度も大きな雨が降りましたけれども水位は小田川が4.6メートルこれまでとくらべて下がり、大きな効果が出ていると思う」

(国土交通省中国地方整備局 本田康秀河川部長)
「河川整備に対する効果に一定の評価をいただいたが、気候変動による想定外の豪雨に対する不安の声もいただいた」

自治体からは、常に上流から流れて堆積する土砂の対策などを希望する意見が出されました。